ドアが閉まる前に階を変えました

一人で乗ったエレベーターで、ソハは毎回、押した階のボタンを押し直しました。ドウォン道士は、その手がどこで止まったのかから一緒に見ていきました。

命理学の相談を控えたソハは、一人で乗ったエレベーターで、押した階を何度も変えます。

ソハは、相談室のある建物のエレベーターで一人になるたび、押した階を変えます。ドウォン道士はその行動を運命と決めつけず、ソハが手にした選択肢と、実際に上がる階を並べて見ていきます。

一人で決めにくいとき

決断を急ぐより、一人になったとき体が先に変えようとするものを見つめると、次に確かめることが少しはっきりします。

一人になったとき、いちばん先に変えたくなるものは何ですか?

ドアが閉まったあとも、押した階をまた変えていた瞬間が長く残りました。私はその場面で、選べなかった気持ちよりも、選んだあとも確かめようと手を伸ばし続けた動きを見ました。似たようなエレベーターに一人で乗ったことがあれば、そのとき手がどの階で止まったのか聞かせてください。

場面

  • 01・01・閉じるドア 閉じるドア — ソハは相談室のある8階を押したあと、ドアが閉まる直前に5階を押し直しました。閉じるドア――ソハが閉まりかけたエレベーターのドアの間に体を滑り込ませ、内側の階数ボタンの前に立ちます。8階のボタンが点灯している状態で、手を伸ばして5階のボタンを押し直します。
  • 02・02・押し直した階 押し直した階 — 翌日も一人になると、ソハは8階を押しました。ドアが閉まったあとも、手はボタンの前にとどまりました。押し直した階――ソハがエレベーターの奥に立ち、8階のボタンを押します。一人になったあとも手を引けず、8階の明かりを見つめます。
  • 03・03・並べられた数字 並べられた数字 — ソハは、一人で乗ったエレベーターで階を変えることが繰り返されていたと話しました。ドウォン道士は5階と8階を並べました。 ソハ: 一人になると、必ず階を変えるんです。 ドウォン道士: そのとき、手がとどまっていた階はどちらでしたか?並べられた数字――ソハがテーブルの上に書いておいた5階と8階を指します。ドウォン道士は二つの数字が書かれた紙をソハのほうへ並べて置き、話を聞きます。
  • 04・04・一人になった瞬間 一人になった瞬間 — ソハはまた8階を押しました。けれど、人がみんな降りて一人になると、手がまたボタンのほうへ上がりました。 ソハ: どうして一人のときだけ変えるんでしょうか?一人になった瞬間――ソハが8階のボタンの上に浮かせていた手を引きます。エレベーターのドアが閉まり、階数表示には8が点灯しています。

ドウォン道士の物語

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