誕生日の朝、助けを求める目安
誕生日の朝、ミジョンはカレンダーに書かれた通院の付き添いの日をもう一度確かめます。カウンセラーの問いを聞いて、口の中でつかえていた言葉が初めて出てきます。
一人で暮らしを切り盛りしてきたミジョンは、誕生日の朝に階段で足を踏み外したあと、娘にいつ助けを求めるかをカウンセラーと話します。
誕生日の朝、ミジョンは家の前の階段で足を踏み外し、買い物袋の中身をこぼします。娘のスアは心配して、来週の通院に付き添うと決め、もう予定を入れたとミジョンに伝えます。ミジョンは「ありがとう、大丈夫」と返しますが、相談室では娘の心配を押し返したくも、自分の暮らしを任せたくもなく、言葉を選べません。オニュ先生は、助けを求めるタイミングを前もって決めることで、二人の間にどんな言葉が生まれるのかを尋ねます。ミジョンの答えは、まだ出てきません。
助けを求めるタイミングを決めにくいとき
助けを受けることは、自分の暮らしを誰が決めるのかにもつながっています。
助けが必要だったのに、大丈夫と言ってしまったのはいつですか?
誕生日の朝、階段で買い物袋の中身がこぼれたのに、来週の通院予定はもう決まっていました。あのとき、助けを受けることと自分の暮らしを自分で決めることが、同時にかかっているように感じました。似た場面を心に抱えていたら、そのときどんな言葉が喉につかえていたのか、聞かせてもらってもいいですよ。
場面
- 01・朝の階段 足が止まった朝 — 誕生日の朝、ミジョンは家の前の階段で足を踏み外しました。買い物袋からみかんが転がり出ました。

- 02・先に決まった日 ありがとうの返信 — 娘は来週の通院に一緒に行くと、日付を決めて送ってきました。ミジョンは「ありがとう。大丈夫」と返しました。 スア: お母さん、来週の病院は私も一緒に行くね。火曜日に予約したよ。 ミジョン: ありがとう。大丈夫。

- 03・カレンダーの空欄 日付を決めた人 — 相談室でミジョンは、娘が火曜日に通院の日を決めたと話しました。ありがとうとは言ったものの、その日は自分の暮らしが先に決められたように感じました。 ミジョン: 娘が心配してくれているのは分かっています。でも日付まで先に決められると、自分の暮らしがなくなったように感じます。 オニュ先生: 日付を先に決められたことが、ずっと心に残っているんですね。ミジョンさんは、いつ頃助けを求めるのがよさそうですか?どんな目安があるといいでしょう?

- 04・言葉の先に残ったもの まだ言えない言葉 — ミジョンはカレンダーから手を離し、オニュ先生を見ました。娘の心配と自分の目安を一つの文にしようとして、言葉の途中で止まりました。 ミジョン: 助けが必要だと感じるときが…… オニュ先生: ミジョンさん、その言葉がここで止まりましたね。今はどこまで話したいですか?
