午前が丸ごと過ぎていきました
「あとで聞く」という言葉が、何度も続きました。結局、二人の前に残ったのは、過ぎてしまった午前だけでした。
ユナは夫にどうしても伝えたいことを切り出そうとしますが、ミンソクはそのたびに「あとで」と先延ばしにします。午前が終わったあと、相談員とその日の流れをもう一度見つめ始めます。
日曜の朝、ユナはミンソクに話を切り出そうとします。ミンソクは運動から帰ったあとも、宅配便の箱を片づけたあとも、昼食を食べたあとも、話を先延ばしにします。ミンソクがようやく尋ねると、ユナはもう過ぎてしまった午前について話します。相談員のチョンウン先生は、二人が同じ時間を違うように過ごした場面を見つめます。
会話がいつも後回しになるとき
会話が遅れた時間だけを数えるより、その前に誰が何をしたのかを見てみると、次の言葉が少し見えやすくなります。
会話が後回しになった日、最初に話を切り出した瞬間には何がありましたか。
私はその場面で、ユナが長いあいだ待っていたことと、先に話を切り出したあとも、ずっと次の順番を待っていたことが心に残りました。夫婦の会話は、言葉の内容だけでなく、どちらが先に立ち止まり、どちらが先に離れたのかも一緒に見つめると、一人の沈黙だけとして残らずにすみます。似たような朝を過ごした方は、そのときのことも聞かせてくださいね。
場面
- 01・朝の約束 朝の約束 — ユナは食卓に座るなり、ミンソクに話を切り出しました。ミンソクはコーヒーカップをシンクに置き、玄関へ向かいました。 ユナ: 今日の午前、少し話せる? ミンソク: うん。運動から帰ったら聞くよ。

- 02・あとで あとで — ミンソクが戻ると、ユナは食卓に置いていたコーヒーをリビングへ運びました。ミンソクは箱を開けながら、ユナが話そうとしていたことをまた先延ばしにしました。 ミンソク: これだけ片づけたら聞くよ。 ユナ: うん。

- 03・昼前の言葉 昼前の言葉 — ミンソクが箱を片づけてから、ようやくユナを呼びました。午前中ずっと先延ばしにされていた言葉が、冷めたコーヒーのそばでまた詰まりました。 ミンソク: さっき言おうとしてたこと、もう話して。 ユナ: 午前が丸ごと過ぎていきました。

- 04・順番を分けてみる 順番を分けてみる — ユナはその朝のことを一つのかたまりとして話しました。チョンウン先生は、どちらが先に話を切り出し、どちらが先にその場を離れたのかを分けて置いてみようと言いました。 チョンウン先生: その場面で、先に話を切り出したのはどちらでしたか。 ユナ: 私が先でした。
