玄関先で一日をもう一度問い直す夜

仕事を終えて鍵を回しても、まずスマートフォンを開いてしまうあなたへ。今日の運勢が教えてくれるのを待つうちに、目の前のことを後回しにしてしまう瞬間を見つめます。

場面

  • 玄関に立つと、まず今日の運勢を見ます — 鍵を差し込んでもドアを開けられないまま、今日は動いてもいい日なのか、スマートフォンを開きます。
  • いい言葉が出るまで、手を放せません — 今日の運勢が気になると、もう分かっていることもいったん先延ばしにします。あとでもっといい時が来る気がするからです。
  • ドアの前で画面を三回開きました — 夜の七時ごろ、返事を送るか迷いながら、運勢を三回確かめました。ドアはまだ閉じたままでした。
  • 運勢は許可証ではありません — 私が運勢を見るのは、一日の流れを確かめるためです。行動してもいいか、許可を求めているわけではありません。許可を待っていると、目の前の事実まで後回しになります。
  • 運勢より先に、手にしていることを書いてみましょう — もう一度スマートフォンを開く前に、紙に「今、返事をすること」と一行だけ書いてみましょう。すぐに気持ちが軽くならなくても大丈夫です。
  • また見てしまっても、最初に戻ったわけではありません — また運勢を探してしまった夜は、今日は何を先延ばしにしたいのか、一つだけ見つめてみましょう。その問いから、次の物語が続いていきます。